年末最終出社日のドーナツ
ドーナツおじさんの思い出
年末最終出社日のドーナツおじさん
じぶんは不思議と毎年の年末最終出社日(12月2x日)に出社するのが好きである。
理由を振り返ると、前職では毎年の年末最終出社日にオフィースでタダで何十個ものドーナツを配るドーナツおじさんがいたからだということをふと思い出した。
ドーナツおじさんの手際は慣れたもので、年末最終出社日になると必ず事業部全体宛に怪文書が届いた。その内容としては「ど」「う」「な」「つ」という4単語をあいうえお作文形式で漫画のコマから引用してきて4コマ漫画を作り、その怪文書の一部にドーナツの在り処を記載しておくというものだった。
めちゃくちゃ雑に作ると下図のようなイメージ:
美味しいドーナツ
ドーナツはクリスピー・クリーム・ドーナツだった。前日に予約しておいて一旦買いにいってから、家から運んでくるらしく朝の通勤ラッシュのなかで運んでくるのは大変らしかった。クリスピー・クリーム・ドーナツ自体も店舗数が減ってきていてなかなか入手しにくくなってきたと言っていた。
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ドーナツ一つ数百円とはいえ何十個も大量に買っていたので、費用はどうしていたのかというと営業部長さんとか役職ついている人たちから年末のドーナツ資金を募ってそちらから出していたとのことだった。ドーナツおじさんのそのへんのコミュ力も凄かったのだろう。
たしかに年末の恒例行事だったので、こうしたイベントに理解ある偉い人なら出資してくれそうだが、まず最初始めたときはどうしたんだろうと思った覚えもあるが、謎は謎のままである。
年末最終出社日のドーナツはプライスレス
上記の理由でドーナツおじさんは毎年年末は忙しそうだった。しかし、年末最終出社日のドーナツは特別なもの(プライスレス)だった。
それというのも年末最終出社日というのは「なんでこんな年の暮れにもなって会社に来て働いてるんだろ…(休暇をとっている人も多いのに…)」って暗い気持ちで思いがちなところ、このドーナツイベント一発でわくわく楽しい一日に変貌を遂げるからだ。
このたった一回のワンプレイで逆転優勝までさせてしまう年末最終出社日のドーナツってやつはそしてドーナツおじさんはとても偉大だった。いまだに当時の年末最終出社日ドーナツのわくわく感は覚えているし、前職の数少ない良い思い出の一つとして燦然と輝いている(そんなちっぽけなことがと思うかもしれないけど、ドーナツは良いもんだった)。
今でもいつかじぶんの手で年末最終出社日のドーナツイベントを開催させてみたいという気持ちになることがある。今年もあと2週間程度となった。今年こそ最終出社日のドーナツイベントを起こせるのだろうか(起こせないのだろうか)明日はどっちだ…!?
